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東京の賃貸オフィスの利用についてのインタビューに応じるノアド株式会社 代表取締役社長 浦野大輔氏

目指したのは、部室のようなオフィスからの脱却

映像・イベント制作を手がけるノアド株式会社

新宿から2駅の場所にある幡ヶ谷は、都心へのアクセスの良さと落ち着いた雰囲気を併せ持つ人気の街です。以前からこの街にオフィスを構えていたノアド株式会社は、2025年12月に同エリア内で移転を行いました。

今回は、代表取締役の浦野大輔氏に、移転の背景や物件選びの際にこだわったこと、そして幡ヶ谷という街の魅力についても伺いました。(以下、敬称略)

PROFILEプロフィール

ノアド株式会社

代表取締役社長/Producer

浦野 大輔

大学卒業後、映像系プロダクションでキャリアをスタート。その後、映画予告編制作会社、映画配給会社「クロックワークス」、エンターブレイン(現KADOKAWA)、吉本クリエイティブエージェンシーを経て、2015年にノアド株式会社を設立。

エンタメから企業案件まで幅広く対応

インタビューに答えるノアド株式会社 代表取締役社長 浦野大輔氏

―まずは、御社の事業内容を教えてください。

当社は、映像制作、イベント制作、デザインを中心に手がけている会社です。映像やイベントの仕事には、企業広告やプロモーションのような案件もあれば、エンタメ領域に特化した案件もありますが、当社はどちらかというとエンタメ寄りの仕事が多いですね。私自身のキャリアを生かした映画の予告編制作や、オリジナル映画の制作も行っています。

―御社の強みや特色についても伺えますか?

エンタメ系と企業系の両方を手がけられることです。以前の広告は、商品の機能や特徴をどう伝えるかが中心でした。今はそれだけではなく、「なんだか楽しそう」「ちょっと気になる」「心に残る」といった感情に届くことも大切になってきています。エンタメ領域で培ってきたストーリーづくりや演出の考え方を、企業系の仕事にも生かせること。それが当社の強みです。

決め手は機材の搬出入のしやすさ

ノアド株式会社が入居するビルの外観

―今回の移転の背景を教えてください。

人数が増え、より広いオフィスが必要になったこともありますが、それ以上に大きかったのが、会社としてのあり方を少しずつ変えていきたいという思いでした。

クリエイティブの仕事は、案件ごとに動き方が変わります。全員が毎日同じ時間に仕事を終えるわけではなく、それぞれが担当案件に向き合いながら仕事を進めています。そうした環境では、どうしても会社の雰囲気が"部活っぽく"なりがちです。以前のオフィスにも、どこか大学の部室の延長のような空気がありました。

これから会社として成長していくためには、このままではいけない。会社としての仕組みやルール、システムを全員に根付かせ、もう少し"会社らしい会社"にしていく必要がある。そのための環境を整えたいと考えたことが、今回の移転の大きな理由です。

―このエリアを選んだ理由は?

前のオフィスも幡ヶ谷にあり、渋谷区から住所を変えたくなかったということ。あとは単純にこの街が気に入っていたということが理由です。幡ヶ谷は、新宿まで2駅という都心への近さがありながら、いわゆるビジネス街とは違う、少しラフな空気があります。肩肘張らずにものづくりができる雰囲気があり、とても居心地のいい街なんです。

―こちらの物件を選んだ決め手は?

車を止めやすい物件だったことですね。制作会社なので機材の出し入れが多く、ビルの前に車をつけられることは譲れないポイントでした。このビルは甲州街道沿いにあり、エレベーターも広くて、エントランスにも段差がほとんどありません。重い機材を運ぶことが多いため、その点が大きな決め手になりました。

―オフィスの使い勝手はいかがですか?

個人的に気に入っているのは、エレベーターの使いやすさです。エレベーターと一口に言っても、その性能はさまざま。なかには扉が閉まるまでの時間が短かったり、閉まり方が急だったりするものも。でも、このビルのエレベーターは、扉の開閉や動きがとてもスムーズなんです。

機材を運ぶことが多い当社にとって、これは意外と重要なポイント。ちなみに、ボタンの質感も高級感があってすごくいいんですよ。朝、出社してボタンを押したときに、気分が上がります。

―幡ヶ谷という街の魅力についても教えてください。

飲食のレベルがとても高いところです。私はナチュールワインが好きなのですが、幡ヶ谷にはナチュールワインを扱うお店や、こだわりのある小さな飲食店が多くあります。都心部に比べると少しラフな空気感がありながら、代々木上原にも近く、感度の高い人たちが集まりやすい。そのバランスが、面白いお店を生んでいるのではないかと思っています。

クリエイターがやりたいことを形に

インタビューに答えるノアド株式会社 代表取締役社長 浦野大輔氏

―スリーウェーブを利用した感想を伺えますか?

実は、物件を探し始めたのはコロナ禍でした。以前の事務所から急いで出る必要はなかったため、妥協せず、納得いくものに出会えるまで探そうと決めていたんです。その結果、かなりの物件をご紹介いただくことに。それでも気長に付き合ってくださったことにとても感謝しています。

過去には他の不動産会社とやり取りしていたこともありますが、長く物件を探していると途中で提案が少なくなったり、連絡が途切れてしまったりすることも。その点、スリーウェーブさんは、私たちのことを忘れず、条件に合いそうな物件が出たときに声をかけてくれ、最後まで諦めずに伴走してくださいました。

担当の方も丁寧で、こちらの条件を理解したうえで、ちょうどよい距離感でサポートしていただいた印象です。結果的に納得できる物件に出会えたので、お願いして本当によかったと思っています。

―今後、スリーウェーブでオフィス移転を検討している方に向けてメッセージをお願いします。

スリーウェーブさんには、希望条件を伝えたうえで「イケてる物件を紹介してください」とお任せしてみるのが良いと思います。こちらの要望をきちんと理解したうえで、条件に合う物件を探してくれるはずです。

―今後の展望をお聞かせください。

現在はAIの登場もあり、働き方や社会のあり方が大きく変わってきています。変化の激しい時代だからこそ、それに対応できる人材を育てていくことが会社としても大切だと考えています。長く当社で働く社員もいれば、将来的に別の会社やフィールドへ進む社員もいるでしょう。ただ、どの道を選ぶとしても、ここでの経験がその人の力になり、社会で活躍できる人材になってほしい。そうした人材を輩出できる会社でありたいですね。

また、今後は自分たち発のコンテンツづくりにも力を入れていきたいと考えています。自社で映画を制作しているのもその取り組みの一つですし、最近では、デザイナーによる「持ち帰れるデザイン展」などの企画も形にしています。

クリエイターが社会の中でどう存在していくのかを模索しながら、自分たちだからこそできる面白いものを世の中に発信していく。そんな会社を目指していきたいと考えています。

まとめ

今回の取材で印象的だったのは、浦野社長がオフィスの気に入っている点として「エレベーターの使いやすさ」や「ボタンの質感」を挙げていたことです。何気ない設備の中にも心地よさを見つける視点は、まさにクリエイターならでは。

新たなオフィスでつくられるオリジナルコンテンツを心から楽しみにしています。